副業の売上は、入金額だけを見ても正しく管理できません。請求済みで未入金の案件、手数料が差し引かれた入金、翌月に繰り越す作業を分ける必要があります。月末に30分で確認できる売上台帳の締め方を紹介します。
月末締めで確認する4項目
請求済み売上
請求書を発行した案件について、案件名、請求日、金額、支払期限を台帳に記録します。請求書番号を付けておくと後から照合しやすくなります。
入金済み売上
銀行明細やプラットフォームの入金履歴と照合します。振込名義が案件名と異なる場合は、備考欄に取引先名を残します。
未収金
期限前と期限超過を分けます。期限超過は感情的に催促せず、契約で定めた支払条件と請求情報を確認してから連絡します。
手数料と差額
クラウドソーシング手数料、振込手数料、源泉徴収など、請求額と入金額が異なる理由を別欄に記録します。不明な差額は放置せず、明細を保存します。
売上台帳の基本項目
| 項目 | 記録内容 |
|---|---|
| 案件 | 取引先・業務名 |
| 請求 | 請求日・番号・金額 |
| 入金 | 入金日・実入金額 |
| 差額 | 手数料・控除理由 |
| 状態 | 未請求・請求済・入金済 |
月末30分の手順
- 当月の納品案件を一覧にする
- 請求書の発行漏れを確認する
- 銀行・サービス明細と入金を照合する
- 差額の理由を記録する
- 未収案件の次回確認日を設定する
- 請求書と明細を同じ月フォルダに保存する
具体例
請求額50,000円に対して入金額が44,000円だった場合、差額6,000円を単純な値引きとして処理せず、サービス手数料や控除の内訳を確認します。台帳には請求額、手数料、実入金額を分けて記載すると、案件別の採算も確認しやすくなります。
失敗しやすい点
入金日だけで売上月を決める
税務上の扱いは取引条件や事業の状況で異なります。個別判断が必要な場合は税務署や税理士に確認してください。
請求書と明細を別々に保管する
同じ案件IDやファイル名ルールで紐付けると、検索時間を減らせます。
未収を翌月に放置する
次回確認日と担当者を決め、連絡履歴を残します。契約にない遅延条件を一方的に追加しないよう注意します。
チェックリスト
- 納品済み案件と請求書を照合した
- 入金明細を確認した
- 手数料と控除を分けた
- 未収案件の期限を確認した
- 証憑を月別に保存した
- 翌月繰越の案件を記録した
FAQ
売上台帳は表計算ソフトで十分ですか?
件数が少ないうちは可能です。案件数や共同作業者が増えたら、権限管理や履歴保存も考慮してツールを選びます。
請求額と入金額が違うときは?
まず契約、請求書、サービス明細を確認します。理由が不明なら取引先やサービス窓口に確認し、推測で処理しないことが重要です。
まとめ
月末締めでは、請求、入金、未収、差額の4点を分けて確認します。台帳と証憑を同じルールで整理すれば、未請求や入金漏れに気づきやすくなり、翌月の資金計画にもつながります。