副業の月次締めが終わったら、次に行いたいのが翌月の入金予定表づくりです。売上が発生していても入金日が先なら、手元資金としては使えません。請求済み、未請求、未収を分け、いつ・いくら入る予定かを整理する実務手順を紹介します。
入金予定表が必要な理由
副業では取引先ごとに締め日や支払日が異なります。クラウドソーシングは出金申請や振込サイクルもあるため、売上台帳だけでは翌月の残高を予測しにくいことがあります。
最初に分ける3つの状態
請求済み
請求書を発行し、支払期限が確定している案件です。請求番号、金額、期限、振込先を記録します。
未請求
納品済みでも検収待ち、請求書未発行などの案件です。請求可能日と必要な確認事項を書きます。
未収
支払期限を過ぎても入金が確認できない案件です。契約と連絡履歴を確認し、次回連絡日を設定します。
入金予定表の項目
| 項目 | 記録例 |
|---|---|
| 案件名 | 記事制作A |
| 請求額 | 50,000円 |
| 予定日 | 翌月末 |
| 手数料 | 5,000円 |
| 実入金見込 | 45,000円 |
| 状態 | 請求済み |
作成手順
- 当月の納品案件を売上台帳から抽出する
- 請求書と契約の支払条件を照合する
- 振込手数料やサービス手数料を差し引く
- 入金予定日順に並べる
- 未請求と未収を別の色で管理する
- 翌月の固定費と比較する
具体例
翌月10日に30,000円、25日に40,000円、末日に50,000円の入金予定がある場合、月初に必要なツール代や外注費は10日の入金だけで支払えるか確認します。月末の入金を月初の支払いに充てる前提にしないことが重要です。
資金繰り確認のチェックリスト
- 請求書の発行漏れがない
- 入金予定日を契約で確認した
- 手数料差引後の金額を記録した
- 未収案件の連絡日を決めた
- 翌月の固定費と納税資金を分けた
- 入金後の照合担当と日付を決めた
失敗しやすい点
請求額をそのまま使える金額にする
手数料や控除があると実入金額は異なります。サービス明細や契約条件を確認してください。
予定日を確定日として扱う
休日や検収状況で入金日がずれることがあります。支払い予定には余裕を持たせます。
未収の確認を翌月末まで延ばす
期限超過を確認した時点で、請求書番号と支払条件を整理し、丁寧に連絡します。
FAQ
入金予定表は会計帳簿と同じですか?
目的が異なります。入金予定表は資金繰りの補助資料です。税務上の記帳は取引内容に応じ、必要なら税務署や税理士へ確認してください。
未確定案件も入れますか?
確定分と分けて参考欄に記録します。受注前の見込みを確定収入として支払い計画に使わないようにします。
いつ更新しますか?
請求書発行時、入金確認時、月末締めの3回を基本にすると管理しやすくなります。
まとめ
翌月の入金予定は、請求済み、未請求、未収を分け、手数料差引後の金額と予定日を記録します。売上と現金を混同せず、翌月の固定費や納税資金と照合することで、無理のない副業運営につながります。