副業の案件では、納品後の修正範囲を決めないまま進めると、作業時間と採算が崩れやすくなります。修正を断ることが目的ではなく、依頼者と受注者が同じ基準で品質を確認できる状態を作ることが重要です。本記事では見積もりから納品までに決めたい修正ルールを整理します。

修正回数を決める理由

確認項目 曖昧な場合 決め方
修正回数 作業が終わらない 無料対応の回数を明記
修正範囲 作り直しが発生 軽微修正と追加作業を分ける
回答期限 納期が延び続ける 確認期限と再納期を設定
追加料金 採算が不明になる 見積もり方法を事前共有

着手前に決める5項目

1.成果物と完成条件

ファイル形式、サイズ、ページ数、使用目的、納品方法を明記します。「いい感じに」など主観だけの条件を避け、確認できる項目へ置き換えます。

2.無料修正の回数

案件の規模に合わせて回数を決めます。回数だけでなく、1回の修正依頼をまとめて送ってもらうルールも共有すると、往復を減らせます。

3.無料修正に含む範囲

誤字、色、配置など既存方針の範囲内で直す作業と、構成変更、追加ページ、別案作成などの追加作業を分けます。

4.確認期限

依頼者の確認が遅れた場合の納期調整を決めます。返信期限を過ぎたら自動的に完成扱いにするのではなく、再開日と納期を相談する形が安全です。

5.追加作業の見積もり

時間単価、作業単位、追加ページなど、案件に合う計算方法を決めます。追加料金が発生する前に、内容、金額、納期について合意を残します。

修正依頼を受ける手順

  1. 依頼内容を一覧化する
  2. 当初の作業範囲と照合する
  3. 無料修正と追加作業に分ける
  4. 対応可否と再納期を伝える
  5. 追加分は合意後に着手する
  6. 版番号を付けて再納品する

連絡文の例

「修正内容を確認しました。項目1〜3は当初範囲内のため対応します。項目4は新しいページ追加に当たるため、追加作業として金額と納期をご案内します。内容をご確認いただいてから着手します。」のように、判断理由を短く示します。

失敗しやすい点

  • 見積書に修正条件を書かない
  • 口頭連絡だけで追加作業を始める
  • 修正依頼を複数の連絡手段で受ける
  • 最新版のファイルを区別しない
  • 小さな追加を毎回無償対応する
  • 相手の確認期間を納期へ含めない

チェックリスト

  • 成果物と完成条件が明確
  • 無料修正回数を共有した
  • 範囲外作業の例を示した
  • 確認期限と再納期を決めた
  • 追加料金は着手前に合意する
  • 連絡窓口を1つにした
  • ファイルへ版番号を付ける

よくある質問

修正回数は何回が適切ですか?

案件の種類や金額で異なります。回数だけで決めず、含む範囲と依頼をまとめる方法を合わせて設定します。

追加料金を後から伝えてもよいですか?

トラブルを避けるため、追加作業へ着手する前に内容、金額、納期を確認します。

軽微な修正の基準は?

案件ごとに異なるため、誤字、色、配置など具体例を示します。構成変更や新規作成は別作業として整理します。

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まとめ

修正回数は、依頼者と受注者の認識を合わせるための実務ルールです。回数、範囲、確認期限、追加料金、再納期を着手前に整理し、変更時は記録を残しましょう。