副業で複数の取引先を持つと、「月末締め翌月末」「検収後30日」など支払条件が混在します。記憶に頼ると請求漏れや入金確認の遅れにつながるため、取引先別の支払条件表を作りましょう。

支払条件表で管理する項目

項目 記録内容
取引先 会社名・担当部署
締日 月末、20日など
請求期限 締日後○営業日
支払日 翌月末など
起算条件 納品、検収、請求書受領
提出方法 メール、システム、郵送
確認先 担当者・経理窓口

支払条件は契約内容と取引関係によって異なります。フリーランス法の対象となる取引は、公正取引委員会の特設サイトなど最新の公的情報も確認してください。

一覧表を作る5手順

1.契約書と発注書を集める

メールの記憶ではなく、契約書、発注書、取引システムの条件を確認します。更新日と文書名も記録します。

2.支払条件を原文と要約で残す

「検収完了日の翌月末」のような原文を保存し、実務用の短い要約を併記します。どの日が起点かを省略しないでください。

3.請求先を確認する

担当者と経理窓口が異なる場合があります。会社名、部署、宛名、送付方法、受付確認の有無を記録します。

4.入金予定日を計算する

案件の請求番号ごとの予定日は副業の入金予定表へ転記します。休日の扱いは契約や相手先の案内を確認します。

5.変更履歴を残す

支払サイトや請求先が変わったら、旧条件を削除せず、変更日と合意資料を残します。

具体例

取引先 締日 支払日 請求先
A社 月末 翌月末 経理メール
B社 20日 翌月15日 管理システム
C社 検収日 30日後 担当者経由

一覧を見ると、請求の締切と入金時期を同時に把握できます。入金前の確認ルールは副業の入金遅延を減らす方法も参考にしてください。

週次と月次の運用

週1回

  • 新規契約を追加する
  • 翌週の請求期限を確認する
  • 未確定条件を担当者へ確認する

月1回

  • 契約更新と条件変更を確認する
  • 予定日と実入金日を比較する
  • 遅延や差額が多い取引先を整理する

失敗しやすい点

支払日だけを記録する

締日、請求期限、検収条件がないと正しい予定日を計算できません。

取引先単位で請求を合算する

複数案件がある場合は、条件表は取引先単位、入金予定は請求番号単位に分けます。

変更前の条件を上書きする

過去の請求を照合できなくなります。適用開始日と旧条件を残します。

電話だけで変更を受ける

通話後に要点をメールで確認し、合意履歴を保存します。

チェックリスト

  • 契約資料を確認した
  • 締日と請求期限を分けた
  • 支払日の起算条件を記録した
  • 正しい請求先を登録した
  • 休日の扱いを確認した
  • 変更日と根拠資料を残した
  • 請求番号別の予定表へ転記した

FAQ

表計算と会計ソフトのどちらがよいですか?

取引先が少ない段階は表計算でも管理できます。請求書発行や入金消込と連携したい場合は、機能と費用を比較してください。

条件が口頭でしか決まっていません

認識ずれを防ぐため、メール等で条件を確認し、双方が参照できる状態にします。

取引先ごとに通貨が違う場合は?

通貨と金額を別項目で記録し、換算日や手数料も分けます。会計・税務処理は専門家へ確認してください。

まとめ

取引先別の支払条件表には、締日、請求期限、支払日、起算条件、提出方法、確認先を記録します。契約資料を根拠にし、変更履歴を残し、請求番号別の入金予定表と組み合わせて運用しましょう。